工場見学⑩株式会社冨倉製作所

〈2017年5月発行『15 のものづくり』より〉

金属加工の匠の技術を継承
唯一無二のマンパワーが活きる

コンビニのポストから電車の制御ボックス、NTTドコモ代々木ビルの時計や南極の雪上車フレームまで、幅広い業界から金属加工を請け負う。次々に舞い込む大仕事を支えるのは、ズバリ「マンパワー」だ。板金加工会社としては珍しい大所帯で、新人から超ベテランまでの社員が一緒に勤務。定年退職後も再び勤務できるよう制度を整え、長年培ってきた「匠の技術」の継承を推進。ファミリーのような関係性も社内に脈々と受け継がれていた。

工場内で作業している若手社員の表情が、みんな明るく楽しそう。自分たちが手掛けた製品への自信と、仕事に対する充実感が、自然と笑顔を作っているのだろう。こんなあったかい会社で働きたいな…と感じる社風だった。

【写真・上】ロボットを導入し自動で溶接加工を行う。プログラミングには20代の若手エース社員が活躍。
【写真・下】インドネシアなどから20代の若者が研修制度で来日。輝くような笑顔が素敵だ

株式会社冨倉製作所